タイ進出の留意点

進出に際しての留意点

~タイで成果をつかむために~

 

1.進出を決める前に入念な情報収集を!

 

「取引先に海外進出を要請された」、「日本で事業が先細り」など進出せざるを得ない状況の場合、十分な情報を収集しない(できない)まま、進出を決めてしまい、利益がでないで経営が厳しくなるケースが増加しています。

競合先の進出状況やタイ国内の経済社会情勢、販売先のニーズ動向など日本では理解しがたいほど変化のスピードが早く、常に最新の情報を収集しておく必要があります。また、入手した情報が事実かどうかを複数のルートから確認するなど常にリスクへの心構えが大切です。

 

2.取引先探しは自社で早い段階から行う!

 

「特定の国内取引先を頼って進出したら、十分な受注を確保できず、新規顧客の開拓をよぎなくされた」、「受注対応の商品ゆえ深く市場調査をしないまま進出した」等の事情で進出後に取引先の確保で苦労されるケースが少なくありません。

既存取引先や商社などに任せきりとせず、市場動向を把握するためにも自社で早い段階から取引先の開拓を行う必要があります。進出前の商談は難しい面もありますが、サンプル持ち込みやテストマーケティングなど対策を講じながら極力早期に受注見通しを立てることです。

 

3.操業時の課題対応を考えておくこと!

 

交通事情や人材採用、決済手段など操業時の実務的課題に関して、進出前の調査では深く注意が行かず、表面的なヒアリングだけですませてしまい、操業後に問題が発生、納期遅れなどトラブルに発展するケースがあります。

操業準備の段階からあらかじめ問題になりそうな側面を洗い出し、専門業者らと協議をしながら解決策を講じておくことが必要です。そのためにも現地事情に明るい人脈もしくは人材を確保することが効果的です。

 

4.進出の決断は引き延ばさないこと!

 

海外進出では競合先が日本だけではありません。諸外国企業との進出競争はし烈でタイミングを逃すと事業の環境が大きく変わってしまうこともあります。

そのため、一通りの調査が行われ、拠点や手続きの確認ができたら最終決断を引き延ばすべきではありません。経営者など意思決定者ができるだけ早い段階から現地へ入り、その場で決断するくらいのスピード感覚がグローバル競争では求められています。

 

5.パートナー選びは慎重に!

 

未知の市場を開拓し、収益をあげていくためには事情を熟知した専門サービスを提供できるパートナーを起用することが効果的です。ところが現実には知人の話をうのみにしてリスクへの備えや手続きの方法が十分でなく、収益が思うように上がらないケースが少なくありません。

サービスの内容や会社概要などをしっかりと把握し、比較検討しながら貴社にとってのベストパートナーを選択してください。